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リゼロ第36話のネタバレとアニメでは語られなかった場面を簡単解説

リゼロ第36話ネタバレ

私がこの記事を書いているのは2020年9月19日なのですが、あと少しでリゼロ第2期1クール目が終わりますね♪あくまで私の予想ですが、1クール目は文庫版第12巻の最後までで終わるような気がします。若しくは文庫版第13巻の57ページまでかな?

さて今回はリゼロ2期第36話についてネタバレと、Web版や文庫版には書かれていたけどアニメ版ではカットされた場面について紹介していきます。

正直今回の36話に関しては原作からかなりカットされていましたので、アニメ勢の方は「どうしてそうなったの?」と疑問に思う点も多数あると思います。
リゼロのストーリーの中でも特に重要で濃密な第4章を、たった2クールで収めなければいけないので仕方がない事だと思いますが、それでも原作を知らなければ意味が分からないシーンが多かったので…

という事で今後の展開について可能な限りネタバレは避けていきますが、ほんの少しでもネタバレされたくないという方はブラウザバック推奨ですのでご注意ください。
それとアニメはWeb版ではなく文庫版を基に制作されていますので、今回の解説も基本的に文庫版を基にしています。また一部私の推測の部分もありますので、その点はご了承ください。

第36話を見ている方はネタバレに関しては興味が無いと思いますので、飛ばしてみることをお勧めします(^_^)

リゼロ第36話の簡単なネタバレ

まず最初に第36話の簡単なネタバレについて紹介していきます。
35話終盤でガーフィールを説得したスバルは屋敷へと帰還し、フレデリカ・ペトラ・レムをエルザが今後襲撃してくる屋敷から村へ避難する事を促します。そして屋敷に残ったベアトリスを連れ出す為、スバルは禁書庫へと足を運びます。

前回のループでベアトリスのこれまでの行動は全て、ベアトリスが持つ叡智の書に記載されているとベアトリス本人から聞いたスバル。ベアトリスから叡智の書を奪い取ったスバルは本の内容を確認します。しかしその本は全てのページが空白で、中には何も書かれていませんでした。

ベアトリスは強欲の魔女エキドナと契約した精霊であり、ベアトリスはいずれ来る『その人』を待つようエキドナと契約をしていました。しかし400年もの間、ベアトリスは『その人』を待ち続けてきましたが結局現れることはなく、ベアトリスは長い間自分を縛ってきた契約から解放されたいと思いスバルに対して殺してくれと願います。

勿論スバルにはそんなことは出来ず、答えが出せないスバルに対してベアトリスは自分をスバルの一番にしてくれるなら…と願います。ですがベアトリス自身もスバルが自分を一番には出来ないと知っていました…。だからスバルに殺してほしいと改めて願います。

スバルが思い悩む中、背後からまだ来るはずのないエルザが禁書庫へと立ち入ります。
シャマクを使いエルザから逃れて村に向かおうとしますが、道中でエルザの相方である魔獣使いのメィリィと出会います。そしてメィリィから村を襲撃し、フレデリカやペトラを始末したと知らされます。

その後エルザが再び登場し、ベアトリスとエルザのバトルが始まります。ベアトリスの陰魔法「ミーニャ」がエルザに直撃し、エルザの身体は粉々に砕け散ります。
しかしその直後、何故か復活したエルザの手によってベアトリスは殺されてしまいます。そしてエルザの手によってスバルは左目が抉られてしまい、そのまま殺されてしまうかと思ったその時、ベアトリスが転移魔法を使ってスバルを聖域へと飛ばしました。


聖域へと飛ばされたスバルは辺り一面が雪で覆われている事に気付きます。前回までのループより早すぎる雪…、とにかくエミリアが気になったスバルは墓所の中へ入りますが、そこには試練によって心が壊れてしまったエミリアが居ました…。


聖域に雪を降らせた原因がロズワールにあると確信したスバルはガーフィルと一緒にロズワールに会いに行きます。しかしその場でロズワールはラムごとガーフィルの胸を貫き、2人を殺害してしまいます。
スバルはロズワールに詰め寄りますが、ロズワールはスバルがやり直しができる事を知っているようでした。その理由は何とベアトリスも持っていた叡智の書をロズワールも持っていたからでした。

ロズワールはスバルが世界をやり直す力を持っている事は知っているようでしたが、何がトリガーで発動する力なのかは知りませんでした。
今の世界はロズワールの思い通りの世界ではない為、何とかスバルにやり直しをさせたいロズワールですが、【死】がやり直しのトリガーとは知らない為ロズワールにスバルを殺すことはできません。

そして遂に大兎がスバル達の元へと辿り着いてしまいます。ロズワールは最後にスバルに忠告の言葉を残し、抵抗することなく大兎に食べられてしまいます。


最後の力を振り絞って墓所のエミリアの元へと辿り着いたスバルですが、既に全身はボロボロで瀕死の状態でした…。しかし心が壊れてしまったエミリアにはスバルの姿がいつも通りにしか見えておらず、最後に膝枕をしながらスバルに初めての口づけをするのでした…。

アニメ第36話で語られなかった場面の解説

さて…ざっくりと書きましたが第36話は全篇を通して鬱展開ですよね…。
屋敷の方でベアトリスは目の前で殺され、ペトラ達は魔獣に殺され、聖域ではエミリアの心が壊れてしまい、ラムとガーフィールはロズワールに殺され、聖域にいたオットーを含む村の人々は大兎に食べられ、ロズワールはスバルを利用する事しか考えていない為仲間に引き入れるのは不可能…。
そんな中での最後のエミリアの初めての口づけは本当に悲しいですよね…。

ではここからはアニメ第36話で語られなかった文庫版にある場面について紹介していきます。

ベアトリスのミーニャを受けて何故エルザは死ななかったのか?

屋敷を抜け出した後、再度相対したベアトリスとエルザ…。
ベアトリスが繰り出したミーニャを全身に喰らい結晶のような姿となり粉々に砕け散ったエルザですが、その後何もなかったかのように復活してベアトリスにトドメを刺してしまいました。
アニメでは何故エルザが復活したのか一切描写がありませんでしたが、Web版及び文庫版ではきちんと記載されています。

ちなみにWeb版と文庫版ではスバルが屋敷に帰った後の展開が大きく異なっています。
Web版ではペトラ達は村には行っておらず屋敷内でエルザに殺されてしまいました。ペトラは食堂で腹を裂かれて…、フレデリカはレムの部屋の扉にククリで串刺しの状態でスバルが発見しました。文庫版はアニメと同様の展開となっています。

で、肝心のエルザが何で復活したのかですが…

エルザは不死身に近い能力の持ち主なのです。


エルザが身に纏っているマントは一度だけ魔法を無効化する効果を持っています。Web版ではベアトリスの魔法攻撃をそのマントの力を使って防ぎますが、その後再びベアトリスの手によって殺されてしまっています。2回目のベアトリスの攻撃に関してマントの効果は発揮されない為、エルザはそれ以外の力を持っているという事になります。

スバルは確かにエルザが死んでいるのを確認したのに何故生き返ったのか疑問に思いエルザに問いかけているのですが、それに対してエルザは以下のように答えています。

「なん、で……てめぇが生きてやがる。確かに、死んでるのを確かめたぞ……!」

「ええ、そうね。死んでいたわ。あのまま焼かれて灰にでもされていたら、こうはしていられなかったでしょうけれど」

出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第四章63 『死の共感』

「お前まさか……不死身だとか言うんじゃ、ねぇだろな……」

「それこそ、まさかよ。ちょっと人より、生き汚いだけのことだもの。それより、あの子もずいぶんと無茶をしてくれるわ。ここまで体を破壊されることなんて、私も数えるぐらいしかないのに」

出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第四章63 『死の共感』

このように完全な不死身ではないものの、ちょっとしたことでは死なないようなことを言っています。
つまりエルザが持っている不死に近い能力によって、アニメでも描写されたあのようなバラバラの姿になっても復活できたのです。

第4章ではこのように反則的な能力を持つエルザを倒させければいけないとは…
スバルはどうやってエルザを倒すんでしょうね~(^^♪

エミリアは何故心が壊れてしまったのか…?

ベアトリスの手によって聖域へと飛ばされたスバルは最初にエミリアの元へと足を運ぼうとします。

アニメ版ではカットされていましたが、墓所へ向かう前にスバルはガーフィールと出会っています。そしてオットーを含む村の住人と聖域の住人は雪から逃れるために大聖堂に皆集まっているとガーフィールから教えられます。

ガーフィールから、スバルが聖域から離れた後エミリアが精神的に追い詰められたと知らされ、それ以降ずっと墓所に引きこもっていると…。

その後アニメでも描かれていましたが、エミリアは完全に心が壊れて精神が崩壊していました…。
心の拠り所であったパックが居なくなり、更にスバルも急にいなくなってしまったエミリアはそれでもみんなの為に聖域を解放しようと試練を何度も何度も受けます。しかし何度挑戦しても試練を突破する事ができず、最終的にあのように心が壊れてしまったのです。

ちなみに第2クールになると思いますが、エミリアがどのような試練を受けていたのか描かれていくはずなのでお楽しみに!!!

スバルはどうやって大兎の大群から逃れてエミリアの所へ辿り着けたのか?

第36話の終盤、ロズワールとスバルは大兎の大群に囲まれてしまいます。既に今の世界を諦めているロズワールは抵抗することなく大兎に食べられてしまいますが、傍らにいたスバルはその場で大兎に食べられてしまうことなく、エミリアがいる墓所へ辿り着くことができました。

アニメ勢の方なら皆思ったのではないでしょうか?あの大兎の大群からどうやって生き延びたのか…?

その理由ですがスバルは強欲の使徒の資格を得ていますので、聖域にいるリューズの複製体を使役する事ができます。スバルはこのリューズの複製体の力を使って大兎の大群から逃れたのです。

「体を張って、俺を守れ。――墓所まで辿り着いたら、後は自由にしていい」

 残る六人の複製体に無感情に告げて、スバルはじりじりと包囲を縮めつつある大兎の群れから逃れるように一歩、また一歩、そして走り出した。

出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第四章68『死の味』

ちなみにスバルはエミリアの元へ行く途中で燃え盛る大聖堂を目にします。大聖堂にはオットー達が皆集まっていましたが、大兎に食べられてしまうより先に皆で焼身自殺を図ったのです…。

まとめ

ざっくりと紹介してきましたが、この通りアニメでは重要なシーンがかなりカットされています。
今回は36話だけカットされたシーンを解説しましたが、例えば第34話でダフネやテュフォン等といった過去の魔女達と相対するシーンもかなりカットされてアニメ化されていました。

特にWeb版ではダフネの左目をスバルが見るシーンがあり、ダフネの左目を見てしまったスバルは気が狂う程の飢餓感が植えつけられてしまい、自分の指を無意識に食べてしまいました。ちなみに食べてしまった指は、その後現れた憤怒の魔女ミネルヴァに回復してもらっています。

アニメでもエキドナからダフネの目を見てはいけないと忠告されていましたが、ダフネの左目にはこのような力がある為だったのです。ちなみに右目はもっとヤバいそうです…。

「無理言って悪かったな、エキドナ」

「ボクとしては、ああなりそうなのがわかっていたから止めたんだけどね」

「仕方ねぇだろ。拘束解いたのも眼帯外したのも自発的にやられたぞ。体に触らなかった点だけ褒めてほしいもんだね」

「そうだね。ダフネに触れていたんならあの程度では済まなかった。左目だけならダフネはそれほど脅威じゃない。ダフネの恐ろしさは右目と、『喰われて』からが本番だからね」

出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第四章48『茶会の対価』

リゼロはアニメでも充分面白い作品ですが、文庫版やWeb版はアニメより更に深くリゼロの世界観が描かれていますので、是非一度読んでみることをお勧めします!!!

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