遂に第2期1クール目の最終回である第38話が公開されましたね♪コロナの影響がなければ今頃2クール目も終わっていたはずなんですが…コロナ許すまじ!!!
前置きはこれくらいにして…
第38話はかなり濃い内容となっていましたね(^_^)
Aパートではサテラと魔女達メイン、Bパートはスバルとロズワールの会話メインといった感じでした。
私の予想ではAパート最後だったスバルが茶会の場から現実世界に戻る所で終わると思っていたんですが、予想以上に進んで終わりました( ;∀;)
しかし放送中も思っていたんですが、かなり重要な場面が要所要所でカットされていたんですよね…。
という事で今回は書籍版にはあったけどアニメ版ではカットされてしまったシーンと、アニメ勢の方だとちょっとわかりにくいと思える場面について私の考察も交えながら紹介していきます。
それなりに長くなってしまいますが、もし宜しければ最後までお付き合いください(^O^)
茶会の場に現れた『サテラ』の正体について
37話の最後で遂にその姿を現した『サテラ』ですが、38話ではその正体について詳しく語れることはありませんでした。突如として現れたサテラに対して、彼女に滅ぼされたはずの他の魔女達はエキドナを除いて明らかな敵意を見せておらず、ティフォンに至っては「テラ」とニックネームで呼び喜んでさえいましたね(^O^)
書籍版ではその事について語っている場面があったんですが、アニメ38話では丸々カットされていました…。その為アニメ勢の方は何故魔女達がサテラに何もしなかったのか、理由も分からないまま話が進んできました。
書籍版で語られたサテラの正体とは?
それでは書籍版で語られたサテラの正体について紹介していきます。
サテラが現れた際スバルは他の魔女達が行動を起こさないことに疑問を持ちますが、それに対して各魔女は以下のように答えています。
「み、んなにとって、『嫉妬』が、仇なの、は…ん、合ってる、けど。そ、それと、あの子のことと、は…ち、違う、お話で、しょ?」
「ここにきたのがぁ、テラテラなのか『嫉妬』なのかってお話ですよぉ。それがわかんないとぉ、ダフネたちもなにもできませんしぃ。賢人候補なら、そのくらいはぁ…」
書籍版:Re:ゼロから始める異世界生活 13巻
「あのなー?ははたちはなー、テラのことおこっていないのなー。でも、マジョのことはおこってるのなー。テュフォンもなー、テラはすきだなー」
書籍版:Re:ゼロから始める異世界生活 13巻
このように各魔女は『嫉妬』に対して敵意を持っているが、サテラに対しては敵意を持っていないと話していました。
スバルは『嫉妬』もサテラも同じではないのかと疑問を持ちますが、それに対してエキドナが下記のように答えました。
「つまり、だ。世に語り継がれる『嫉妬の魔女』サテラ。しかし、歴史に残されなかった事実として、サテラは一種の人格障害であったのさ」
書籍版:Re:ゼロから始める異世界生活 13巻
(中略)
「適性のない因子を取り込み、精神に異常をきたしたサテラに芽生えた魔女人格、とでも言っておこうか。…ボクからすれば、区別する意味が見出せないがね」
つまり歴史の上では『嫉妬の魔女サテラ』としてしか伝承されていなかったサテラは二重人格だったのです!
そして今回茶会に現れたのは『嫉妬』ではなくサテラの方が現れたので、他の魔女達は何もしなかったのです(^_^)
エキドナは何故サテラに攻撃を仕掛けなかったのか?
前述の通り他の魔女達はサテラに対して敵意を持っていませんでしたが、エキドナは明確な敵意を持ってサテラを迎えました。しかし何故エキドナはサテラに攻撃を仕掛けなかったのか…
その理由も書籍版で語られています。
「-君の期待は分かるよ。ボクも、本心から諸手を挙げて賛同する。あれをここで欠片も残さず消してしまえば、君の取り巻く問題の多くは決着する。本当にね」
(中略)
「簡単だよ。あれを排除するために動けば、他の魔女たちに背中を見せることになる。ミネルヴァはともかく、セクメトやテュフォンを敵に回して生き延びられるほど、ボクは魔女の中では強い方じゃないからね」
書籍版:Re:ゼロから始める異世界生活 13巻
エキドナが仮にサテラに攻撃をしようとしたら、他の魔女達に殺されてしまう危険性があったので手が出せなかったんです(;^ω^)
このセリフからエキドナは魔女の中でもあまり強くないことが分かりますね(^_^)
サテラによるスバルへの秘めたる想いの告白
アニメでは全部カットされていましたが、サテラがスバルへの想いを告白するシーンが書籍版にはありました。個人的にこのシーンは非常に重要なので、まさかカットされるとは思っていませんでした…。
何よりその告白の内容がリゼロのストーリー根幹に当たるようなものだったので、是非入れて欲しかった…( ;∀;)
「ー私は、あなたを愛しています。あなたが、私に光をくれたからです。あなたが、私の手を引いて、外の世界を教えてくれたからです。あなたが、私が孤独に震える夜、傍でずっと手を握っていてくれたからです。あなたが、一人になった私を、一人じゃないと口付けてくれたからです。私はあまりに多くをあなたにもらいました。…だから、私はあなたを愛しています。あなたが、あなたが私に全てを与えてくれたからです」
書籍版:Re:ゼロから始める異世界生活 13巻
この語りを聞いたスバルはそんな記憶がないのに何故か「知っている」ような感じがして混乱してしまい、アニメでもあったように舌を噛み切ってしまうのでした…。
茶会から戻った直後のスバルとオットーの会話シーン
アニメではパトラッシュも交えてスバルはオットーと茶会から戻った後会話をしていましたね♪
しかしあのシーン、実は書籍版ではもっと多くの会話をしていました。
その会話の中でオットーがスバルに肩入れするのは自分の今後の為であって、もし自分の身に危険が迫るようならすぐに逃げるとスバルに告げていました。
しかしこれまでの死に戻りで、オットーが自分の身の危険を顧みず助けてくれて来たのを知っているスバルは”お前は俺を置いて逃げないよ”と言うのでした。
このシーンも結構好きだったんですが残念ながらカットされてしまいました( ;∀;)
ロズワールがスバルを追い詰める理由
38話後半パートで遂に屋敷襲撃の黒幕がロズワールと判明し、スバルをとことん追い込むと宣言しましたね…。しかし何故ロズワールはそこまでスバルを追い詰めようとするのでしょうか…。
ここからは私の考察も交えていきますので、その点を考慮してお読みください。
ロズワールはある目的を達成する為だけにこれまで行動してきました。聖域の解放とエミリアを王にする事もその目的達成のために必要なものです。
ロズワールは目的達成の為にスバルの「死に戻り」を活用したいと思っています。ロズワールはこれまで目的の為に、その他のあらゆるものを犠牲にしてきました。そしてそれをスバルにも求めています。エミリアの為にエミリア以外のあらゆるものを切り捨てていく覚悟をスバルに強いようとしているのです。
その為に屋敷と聖域の両方を窮地に追い込み、スバルがどちらか(ロズワールとしては聖域の方)一つを選ばせてしまおうとしています。どちらか一つを失ってしまう事によって、今後も同じように最も大事なもの以外を切り捨てていく覚悟を植え付けようとしているのです。エミリア以外を救わない非情なスバルという存在を作り上げる為に…。
ロズワールとの対談後にエミリアと遭遇
アニメではロズワールと対談した後、森を駆け回ったスバルはオットーと出会っていましたね(^_^)
しかし書籍版ではオットーと出会う前にエミリアと出会い会話していました。
スバルは試練で辛い思いをしているエミリアに対して”嫌なことから逃げても良い”、”エミリアに辛い思いをさせたくないから俺が何とかする”と告げます。
しかしそれに対してエミリアは、
スバルの優しさは嬉しい、でもこれまで甘えてばっかりだったから今度は逃げずに自分の力で試練を突破したい…、だから頑張る私を見守っていて欲しいとスバルにお願いしたのです。
ロズワールはエミリアが試練を突破する事ができないと決めつけてスバルが試練を受けるように仕向け、それに対してスバルはエミリアを見下していると激高していました。
しかしそんなスバルもエミリアの覚悟や強さを全く考えておらず、”守ってあげたい””辛い思いをさせたくない”と、知らず知らずのうちにエミリアは何もできないと決めつけていることにスバルは気付きます。その後にアニメの森での疾走シーンに繋がるのでした。
まとめ
さて…改めて書いてみるとやっぱりかなり書籍版からかなりカットされていますね…。
今回紹介した38話以外にも各話でそれぞれカットされている場面があります( ;∀;)
アニメ第2クールが2021年1月放送という事で、約3か月もの間隔が空いてしまいます。もし興味がある方は書籍版又はWeb版を読んでみることをお勧めします(^O^)
アニメ第2期1クール目収録巻(ページ)
書籍版第9巻276ページ~13巻103ページ