文庫版「Re:ゼロから始める異世界生活 第23巻」の感想及びネタバレ

来月からアニメ第2期が遂に始まる「Re:ゼロから始める異世界生活」。
元々は4月に放送予定だったんですが、コロナウイルスの影響で延びてしまったんですよね…
まぁそれは置いておいて…
文庫版「Re:ゼロから始める異世界生活」の最新刊である23巻が6月25日に発売されましたね!!!

少し前の記事でも書きましたが私はアニメ第2期の延期が決定した時に、待ちきれなくなってしまったのでアニメ第1期の続きが載っている文庫本第9巻から購入して読んでいました(^_^)
最初は(恐らく)アニメ第2期の放送範囲である第4章のみを読むつもりだったんですが、あまりの面白さに22巻まで一気に読み進めてしまいました(;^ω^)
今回発売された23巻も心待ちにしていたので、発売日に近くの本屋に買いに行ったですが…

置いていない!!!

近隣の本屋を巡って回ったんですが、どこにも入荷していませんでした(泣)。
九州の地方に住んでいるのでしょうがないと言えばしょうがないんですが…
翌日改めて本屋を巡ってみたんですが、まだ入荷しておらず(泣)
もうこれ以上待てない!!!という事でAmazonのお急ぎ便を利用して注文しました(^O^)

届いた初日から空いた時間を見つけては読み進めていき、届いた翌日に読み終えることができました(^O^)
という事で今回はリゼロ23巻の感想をネタバレを含みながら書いていきます。
ちなみにあくまで個人の感想であり、所々間違っている部分もあるかもしれませんがご了承ください…

これ以降多くのネタバレを含む内容になっていきますので、ネタバレされたくない方はブラウザバックしてください!!!

リゼロ23巻までのあらすじ

まずはリゼロ23巻の内容に触れていく前に、23巻までのあらすじについてざっくり書いていきます。

第5章の水門都市プリステラで魔女教大罪司教である【強欲】【色欲】【憤怒】【暴食】の4人と戦ったスバル達は、多くの犠牲を払いながらも【強欲】担当のレグルス・コルニアスの討伐及び【憤怒】担当のシリウス・ロマネコンティの捕縛に成功。
しかし【色欲】担当のカペラ・エメラダ・ルグニカと【暴食】担当のライ・バテンカイトス達は逃がしてしまいます。

戦闘後、水門都市プリステラには色欲によって姿が変えられてしまった者たちと暴食によって名前や記憶を奪われてしまった者たちが数多く出てしまいます。
名前を奪われてしまった者の中にはあのユリウスも含まれ、スバル以外の人達からユリウスは忘れ去られてしまいました…

更にエミリアと同じ王選候補者の一人アナスタシアは大罪司教との戦闘の際、ひそかに行動を共にしていた人工精霊エキドナの力を使って何とか切り抜けるが、その力の反動で人工精霊エキドナに意識を乗っ取られてしまう状態になってしまいます。
乗っ取られると書きましたが、人工精霊エキドナは今の状態を好ましく思っておらず、どうにかしてアナスタシアに意識を返したいと思っています。何故ならこの状態が続いてしまうとアナスタシアに意識を返すことができなくなってしまうからです。しかし元に戻す方法は人工精霊エキドナにも分からない…

スバル達はアナスタシア(中身は人工精霊エキドナ)の提案でこの世の全ての知識を持っていると伝えらえる賢者に会う為、賢者が住まうプレアデス監視塔を目指すことになります。
スバル達は街の人々とレムを元に戻す方法を探る為、アナスタシア(人工精霊エキドナ)は意識を本来のアナスタシアに返す方法を探る為、それぞれの目的を胸に動き出します。

プレアデス監視塔に向かったのはスバル、エミリア、ベアトリス、ラム、レム(眠った状態)、アナスタシア(人工精霊エキドナ)、ユリウス、パトラッシュ、更に魔獣使いで一度はスバル達の命を狙ったものの捕らえられて幽閉されていたメィリィ。

プレアデス監視塔へ行く為には道中にあるアウグリア砂丘を超える必要があります。しかしアウグリア砂丘は魔獣の巣窟とも呼ばれており、無数の魔獣が闊歩する恐ろしい場所…それを攻略するのに魔獣使いのメィリィが役立つのでは…との考えから連れていきます。

ちなみに過去、ある理由からラインハルトもプレアデス監視塔を目指したことがありますが、あのラインハルトでさえ辿り着くことができなかったという恐ろしい場所でした。

道中、メィリィの「魔操の加護」の力によって魔獣からの襲撃を防ぎ、色々あったものの何とかプレアデス監視塔に辿り着いたスバル一行。
そこには想像とは全く違う、黒ビキニ×ホットパンツにマントを纏っただけというセクシーすぎる外見を持つ女性「賢者シャウラ」が居ました。

シャウラはスバルの事を「お師様」と呼び、非常に好意的な態度を取ってきます。
そんなシャウラにスバルはお前が本当に賢者シャウラなのかと尋ねます。
シャウラは自分は確かにシャウラだが、歴史に残るような事を実際にやったのは師匠であるフリューゲルであると答えます。
シャウラはフリューゲルからプレアデス監視塔を守るように命令されたので400年間ずっとここに居て監視塔に近づいてくる輩を片っ端から殺してきただけで…

スバル一行は当初の目的であるレム達を助ける術をシャウラが知らない事が分かり、一先ず監視塔の上に上がっていくことにします。

プレアデス監視塔を上がっていく中、ここは「プレアデス監視塔」ではなく「大図書館プレイアデス」であることが判明します。
「大図書館プレイアデス」は全6層で構成されており、4層までは特に何の障害もなく行くことができましたが、3層からは試験を突破しなければいけないことが分かります。

3層はスバルが持つ元の世界の知識を駆使して突破しますが、突破したあと3層は正に図書館の姿に一気に変えました。
辺り一面本だらけでその本の背表紙には人の名前が書かれているだけ…
実はこの本は死んだ人の一生が書かれている本であり、その本の人物に所縁があるものが読むとその一生を追体験できるといったものでした。

スバル達が求めるものは3層にはないと判断し、更に上の2層を目指すことにします。
しかし2層の試験に現れたのはあの三英傑の一人「剣聖 レイド・アストレア」でした…
試験クリアの条件はレイド自身が決め、エミリアは何とか試験を突破。しかし1層に上がる為には全員がレイドの出す条件をクリアする必要があるのでした…。

ラインハルトに匹敵するような強さを持つレイドを前に皆この先どうするか途方に暮れてしまいますが、そんなスバル達にシャウラはこう告げました。

「いくらでも時間かけて、『試験』を順当にクリアーしてくれてったらいいッス。あーしはそれを、ずーっと見守ってるッス。――何日、何年、何百年でも」

出典:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章30 『二層攻略反省会』より

スバルはレイドを攻略する方法を考えていた時、ある方法を思いつきます。
スバルは真夜中に一人である場所へ向かいますが…

翌朝、エミリアとベアトリスに起こされたスバル。しかし何やらスバルの様子がおかしい…。
エミリアとベアトリスがコントのようなやり取りを繰り返す姿を見ていたスバルは言いました…。

「異世界召喚ってヤツ――ぅ!?」

出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章33 『■■■・■■■』

リゼロ23巻の感想(ネタバレ多数あり)

22巻の最後は正に衝撃でしたね…
最後の言葉から分かる通り、何とスバルは記憶を失ってしまいます。
スバル以外の人達はスバルの事を覚えていますが、スバルは彼ら彼女らの事を全く覚えていません。これ…絶望的ですよね…
スバルが記憶を失った原因は、恐らく前の夜に一人で出掛けた先で起きた出来事だと予想できます。また記憶を無くしてしまう症状は、レムと同じ時に暴食の攻撃を受けたクルシュと似ていますので、暴食が関係しているのは間違いないと思います。

皆と合流したスバルは自分の記憶がない事を告げますが、その時の皆の想いを考えるととても辛い…。

特に妹レムの事を唯一覚えていてくれたスバルさえ、その存在を忘れ去られてしまったラムの心情を思うと心が痛みます。
スバルは何とか元の記憶と取り戻そうとしますが、突如空中に持ち上げられてしまい、塔の下へ落ちていき死んでしまいます。

スバルは記憶を失った朝に死に戻りしますが、死に戻りすら忘れてしまったスバルは何が起きたか混乱してしまいます…。
スバルは予知夢のようなものと判断して行動しますが、またも塔から落ちて死んでしまいます…。そしてその時スバルは気付くのでした…。

誰かが自分を後ろから押している事に…

再び死に戻りをしたスバルですが、壮絶な痛みを伴う死に方と誰かに殺されたという事実に精神的に追い詰められてしまいます。
記憶をなくしたスバルにとってエミリア達は会ったばかりの他人ですからね…。
これまでの関係を知っている私(読者)からしたら、エミリア達を疑っているスバルの姿はとても悲しく感じてしまいます。

スバルはこんな危険な場所には居られないと脱出を試みますが、最終的に失敗。
脱出できないなら自分を殺したやつを殺せばいいという結論に達し、何とエミリア達を殺すことを決意します。
あれほど大切にしてきた仲間を殺す決意するスバルにはびっくりさせられました…。

その後も様々なことが原因で死に戻りを繰り返していきますが、その死に戻りの中にはメィリィをスバルが絞殺してしまう場面もあります。メィリィと話していていると急に意識が飛び、意識が戻った時にはメィリィが目の前で死んでいるという…しかもスバルの手にはメィリィの首を絞めている時に付いたであろうメィリィの爪傷がありました。

これまで様々な絶望を繰り返しては光を見出して突破してきたスバルですが、記憶をなくしたスバルはその力を持っていない…。
正直読んでいてこれほど辛く絶望的な展開は無かったと思います。
死に戻りをしても戻れるのは記憶を失った後だし、何よりこれまでエミリア達と一緒に過ごしてきた記憶が無いのは辛すぎる…。

23巻最後で少しだけ光が見えてくる展開で終わりましたが、スバルの記憶は戻っていないまま…この先どうなるのか24巻が今から楽しみですね♪

…と書いたものの、流石に先が気になりすぎるのでWeb版を読み始めたんですが…
怒涛の展開すぎてメッチャ面白い!!!正直23巻が全体を通して鬱展開でしたが、24巻に収録される内容は非常にスカッとします♪
24巻の表紙はスバルの〇〇を〇〇た〇〇・〇〇〇〇かな~?

2020年9月18日追記

先日リゼロ公式より24巻の表紙が公開されましたね♪
まさかメィリィとは…アニメ2期で早速登場したばかりなので、アニメ勢の方はある意味ネタバレされたような感じだったのではないでしょうか?

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