前回記事で「Re:ゼロから始める異世界生活」のWeb版を読み始めたと書きましたが…
公開されている最新話(六章79『READY STEADY GO』)まで読み終えました~!!!
いや~怒涛の展開でしたね!!!まだまだ問題は山積みですが、それぞれ解決法が見えてきていますし、何より一番の懸念だったあの問題は解決したのが大きい(^O^)
終わり方もあの人物のあの人物が出会ったところで終わってますので、その後の展開がどうなるのか楽しみでしょうがない!!!
という事で今回は「文庫版24巻の発売が待ちきれない…でもWeb版を読む時間もない…」という方向けと自分なりのまとめも兼ねて記事を書いていきます(^O^)
ちなみにざっくりと書いていきますのでご了承を…
当たり前ですがかなりのネタバレを含んでいますので、23巻以降のネタバレをされたくないという方はブラウザバックしてください( `ー´)ノ
スバルの背を押して塔の下に突き落としたのは…
23巻で記憶を失ったスバルは何度か死に戻りをしていますが、その内の1回は塔の中で誰かに背中を押されたことによる落下死でした。
23巻の続きはこれが誰によるものかがすぐ判明するのですが…
ズバリ背を押したのはメィリィでした!理由はエルザ・グランヒルデの復讐…かどうかはメィリィ本人もよく分からないようですが、メィリィの中に迷いや戸惑いが生まれ、それを解決する術として殺人に走ったのではないかとスバルは推理しました。
スバルはメィリィによって殺されるのを無事回避、併せてメィリィを説得して本当の仲間にすることに成功します。
スバルが記憶を失った原因が判明!!!
メィリィからの殺害を避けたスバルはまだ記憶を失ったまま…
取り敢えず塔攻略を目指すことにしたスバル達一行ですが、2層のレイド攻略の手立てはないままでした…。そんな中、スバルが皆にあることを提案します。それは第3層『タイゲタ』でレイドの死者の書を探し出す事。
レイドの死者の書を読んで人生を体感することで、レイド攻略の糸口を見つけようとの考えでした。
その考えに対してメィリィは、スバルが記憶を失う前日に『タイゲタ』でたくさんの本を広げているのを見たと話します。スバルはその時の行動が原因で記憶をなくしたのではないかと考えます。
膨大な本の中からレイドの本を見つけるのは至難の業だと思っていたスバル達ですが、何とメィリィがすぐにレイドの書を見つけてしまいます。誰が読むか話し合いの結果、スバルが読むことに決定。
意を決してレイドの死者の書を読んだスバルはレイドの人生を体感するかと思いましたが、スバルの意識が辿り着いたのは辺り一面真っ白な何もない場所でした…。
そこにはスバル以外に見慣れない一人の少女がいました。
「――あらら? お兄さんったら、またきちゃったの?」
出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章59 『白い世界に嗤う』より
少女は”また”と言いますが、スバルはその顔に覚えがありません…。
スバルは少女にここは何処なのかと聞くと…
「ここは、寂しく白い、魂の終着地点。オド・ラグナの揺り籠。――記憶の回廊」
出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章59 『白い世界に嗤う』より
と答えます。そして続けてこう話します。
「――あたしたちは、魔女教大罪司教『暴食』担当、ルイ・アルネブ」
出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章59 『白い世界に嗤う』より
そう…レムの記憶と名前を奪い去った大罪司教の一人『暴食』がそこにいたのでした!!!
はい、ここで鋭い人なら気付くと思いますが、前述の通りルイはスバルにまたと告げている事から分かるように、以前会っています。そしてその時に記憶が奪われてしまったのがここで判明します。
魔女教大罪司教『暴食』について…
ここで魔女教大罪司教『暴食』担当について簡単に説明します。
『暴食』は3人いてそれぞれ…
- ライ・バテンカイトス「美食家」
- ロイ・アルファルド「悪食」
- ルイ・アルネブ「飽食」
と名乗っています。通常は1人肉体を3人で共有している形ですが、2人に分裂して行動することが可能です。ただしこの分裂が可能なのはライとロイのみで、今回登場したルイは個人で行動することができない精神のみの存在です。
実世界に現れる為にはライ又はロイの肉体を借りる必要があり、3人が同時に現れることはありません。
ライとロイは名前や記憶を食べる権能の他に「月食」という能力を使っており、食べた記憶を元にその記憶の持ち主の技術を扱う事が出来ます。しかしあくまで技術しか使えない為、ライorロイの肉体がその技術を使うに足りる身体能力が無ければ完全に使いこなすことができないといった欠点を持っています。
対してルイは「日食」と呼ばれる能力を使うことができ、奪い取った名前からその存在を完全に再現できる能力で、技術だけでなく姿形も名前の持ち主となる事が出来ます。
これによって記憶の持ち主の技術を完全に扱う事が可能になる為、ルイはライやロイより遥かに強い力を持っています。
ちなみにライとロイも「日食」を使うことができますが、「日食」を発動することによるデメリットを恐れて使っていません。ルイはそのデメリットを克服しているので気にせず「日食」を使っています。
ルイ・アルネブの狙いとは…
ルイはある目的の為にスバルの記憶を奪っています。
その目的とはズバリ…
「死に戻り」の能力を自分のものにする為!!!
です。最初にスバルの記憶を食べた際、スバルの「死に戻り」の能力をルイは知ります。ルイの目的は「最高の人生」を生きる事ですが、どんなにいい人生を送っても後悔する場面は必ず現れます。そんな時「死に戻り」が使えれば、常に最良の選択をすることができると考え、「死に戻り」の能力を奪う事にします。
しかし『暴食』の権能をもってしても「死に戻り」の能力は奪うことができず、また一度食べた相手は2度食べることができない制約がある為、このままでは「死に戻り」を手に入れることができない…
そこでルイは自分自身が「ナツキ・スバル」になる事で「死に戻り」を手に入れる事を思い付き、記憶を奪った「ナツキ・スバル」に自分の存在の一部を紛れ込ませます。そうして以前の「ナツキ・スバル」とは別の存在にしてしまう事で、再び食べることができる状態にし、スバルの魔女因子となった自身の一部ごと食べて「死に戻り」を手に入れようとしていたのでした。
ルイの計画が成功するあと少しの所で彼女が…
ルイが記憶を失ったスバルを再び食べる為には、記憶を失った今のスバルが以前のスバルを他人だと認識させる必要がありました。言葉巧みにスバルを追い込んでいったルイですが、あと少しで計画が成功するといったところでスバルの前に彼女…レムが現れて心が折れかけていたスバルを奮い立たせます。
(ちなみにここで現れたレムはスバルだけに見えた幻のようなもの)
その結果、スバルは立ち直りルイの計画は失敗に終わりました。
レイドが2層から別の場所へ移動できた理由
2層の試験官であったレイド・アストレア…
彼が2層以外の所へ移動できるはずがないと思っていましたが、何故が自由に塔内をウロウロできていた理由。
それは何と…
塔内にいつの間にか侵入していた『暴食』ライ・バテンカイトスがレイドを喰ったが、ライの肉体をレイドが奪い取ったことが原因でした!!!
流石【初代剣聖】にして嫉妬の魔女を封印した三英傑の一人ですね…
これによって現実の肉体を手に入れたレイドは試験官としての縛りを解くことに成功してしまいます。レイドが味方なら非常に心強いんですが、23巻までの彼の態度から分かる通り立ちふさがる敵という立ち位置は変わりません…。
巨大サソリの正体は予想通り…それと秘された第5のルール
続いてレイドと併せて塔内をうろついていた巨大サソリの正体ですが…
予想通りシャウラでした…。
シャウラが何故巨大サソリになってしまったのかというと、塔内にいる誰かが試験のルールを破ったから。誰がどのルールを破ったのかは不明ですが、シャウラの巨大サソリ化はルール違反の結果でした。
度重なるループで巨大サソリがシャウラだと気付いたスバルですが、それと併せて試験の第5のルールについてシャウラが隠している事にも気付いていました。
シャウラは第5のルールをスバルに言うと試験が突破されてしまうから言いたくないと口を塞ぎますが、危機的状況に陥った結果何とか聞き出すことに成功します。そして聞き出せた第5のルールは…
「――五、『試験』の破壊を禁ぜず、ッス」
出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章70 『一途な星』より
スバルは何か気付いたようですが、私にはどういうことなのか理解できませんでした(苦笑)。
新たな権能「コル・レオニス」
スバルは記憶の回廊でルイと出会って最後に立ち去る時、新たな力「コル・レオニス」に目覚めます。その時はどのような力なのか理解していませんでしたが、現実世界に戻った時にその力の本質に気付きます。「コル・レオニス」の力の詳細は以下の通り。
- レグルスを倒した時に手に入れた強欲の魔女因子の影響で力が開花
- 近くで戦っている仲間の場所と状況が理解できる力
- 仲間が負った負傷や不調をスバルが肩代わりできる力
この力によって角が折れた影響で常に絶不調なラムが万全に近い力で戦うことができるようになり、大罪司教相手に互角並みの戦いを繰り広げることができました。
「タイゲタ」にあったスバルの死者の書を読んだスバルは遂に…
仲間の場所が分かる「コル・レオニス」の力を使った時、これまでとは違う場所で小さいながらも仲間の反応を見つけたスバル。その場所は何と「タイゲタ」の書庫の中。
反応を感じる場所に行くとそこにはスバルの死者の書が…。
恐る恐るその本を読んだスバルは記憶を失う前の自分の活躍を体験します。その後、次々に見つかる死者の書を読んでいくうちに失われていた記憶を知っていきます。
そうして自分のこれまでの活躍を体験していった先、遂にスバルは記憶を失う前の『スバル』と出会います。そして最終的に2人のスバルは精神を一つに統一して、記憶を完全に取り戻すのでした!!!
スバルの狂人的な精神力にルイは絶望…
記憶を取り戻したスバルの前に、スバルの身体に憑いていたルイが現れます。
あれほど欲しがっていた「死に戻り」の力をスバルの中で体感した彼女は…
「あんなの……あんなの、耐えられるわけない! あんな苦しみ! 喪失感! 耐えられるはずがない! 無理! 無理無理! 絶対に無理! 嫌だぁ!」
出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章75 『ルイ・アルネブ』より
死を何度も何度も味わったルイの精神は壊れてしまいます。楽な死に方など一切なく、常に苦痛と絶望を味わいながら死を繰り返す「死に戻り」は、異常な精神の持ち主である大罪司教『暴食』であっても耐えられるものではなかったようです。
「あんなこと、耐えられるのは人間じゃない! 化け物! 化け物よぉッ!」
出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章75 『ルイ・アルネブ』より
そしてその死を何度も繰り返しながら廃人になることなく、絶望することなく耐え続けるスバルに対して上記のように言い放ちます。
これまで何気なく死に戻りを繰り返しているスバルを見てきましたが、この時改めてスバルの精神の異常な強さというか異常性を感じましたね…
スバルの中で何度も死を味わったルイはスバルに恐怖します。そんなルイに対してスバルは下記のように言い放つのでした…。
「――だから、俺はお前が俺を喰おうとしたとき、言ったんだよ」
ー中略ー
「――絶対、後悔するってな」
出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章75 『ルイ・アルネブ』より
遂に彼女の記憶が魔の手に…
記憶を完全に取り戻したスバルは本領発揮していき、これから一気に挽回していくのは想像できるのですが…。
今の周回では何とエミリアの名前が『暴食』のライ・バテンカイトスに食べられてしまっています…。スバル以外の皆の中から記憶が消えてしまったエミリア。
エミリアの存在が消えてしまうと、物語の軸ともいえる王選がまともに進行しなくなってしまいますので、今回の6章で『暴食』は撃退できそうな感じではありそうですね♪
ラムとライが出会ったところで…
2020年7月時点でWeb版本編は【6章79『REDAY STEADY GO』】まで公開されています。そしてその最後にラムとライが出会ったところで話が終わっています。
ラムはレムの記憶を失っているものの、その元凶がライであることは知っています。その宿敵と出会ったラムの怒りは相当のものですよね…。
「聞いた話だと、ラムとレムの姉妹愛を引き裂いてくれたのがあなたらしいわね。――豚のように鳴きながら死になさい」
出典元:「Re:ゼロから始める異世界生活」第六章79『REDAY STEADY GO』より
スバルによって体の不調は取り除かれていますし、この後どのような戦いが繰り広げられるのか非常に楽しみですね♪
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